車の知識

【自動車解体業者ってどんな会社?】車を0円以上で買取できる理由とは

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ゴリー

自動車って最終的にはどうなるのん?

最終的に自動車は解体され、部品や資源としてリサイクルされていきますがどのように解体されるかは知らない人が多いです。

この記事では自動車解体業者が車を解体して、解体された部品の行方などがわかります。

車を処分したい人で自動車解体業者に持っていこうとしている人は自動車解体業者の知識としていれておいた方が良いので勉強する感じで見てみましょう。

解体したい車がある場合は廃車買取業者でもできます

自動車解体業者って何をしている所?

ディーラー、中古車販売業者、廃車買取業者から車の解体依頼がきて、リサイクル法に則って自動車を解体していく業者になります。

何故ディーラーなどが自分たちの会社で解体しないかと言うと、自動車解体業は自動車リサイクル法に沿って施設がたっているため、新規で始めるには広い土地とお金が必要なため外部に任していることがほとんどです。

自動車解体業者は解体された部品を輸出したり、国内に売ったりなどして利益をだしています。

解体された車は部品によっては鉄としても売れるので、鉄を買い取ってくれる業者にもって行き利益を出したりもします。

自動車解体業は車業界になくてはならない業者です

解体した部品はどうなる?

自動車を解体していくといろんな部品に分かれます。

解体されていく順番にそって部品の行方を説明していきます。

  1. 車の状態を確認する
  2. 外装や内装で再利用できる部品を外す
  3. オイル類、冷却水、ウォッシャー液、ガソリンなどを取り出す
  4. フロンガス、エアバックを回収する
  5. エンジン、ミッション、足回り、ホイールなどを外す
  6. 部品が外されて骨組みだけとなった車を専門の業者で処理
  7. 分別されたプラスチック類やガラスなども専門の業者で処理

車の状態を確認する

エンジンや電装系の作動の確認やまだ使える部品があるか確認します。

使える部品は再利用し、使えない部品は資源にリサイクルできるように分別していきます。

外装や内装で再利用できる部品を外す

外装
ボンネット、ドア、トランク、フェンダー、ヘッドライト、テールランプ、サイドミラーなど

内装
ナビ、スピーカー、内張り、スイッチ類、ハンドル、シートなど

部品を外して再利用できるものはヤフオクや業者専門のサイトなどで売られます。

オイル類、冷却水、ウォッシャー液、ガソリンなどを取り出す

オイル類、冷却水やウォッシャー液などは取り出した後、保管して専門の業者に引き取ってもらいます。

そのまま捨ててしまうと環境に悪いので専門の業者が存在します。

ガソリンや軽油などは自社のフォークリフトの燃料として使われることもあります。

フロンガス、エアバックを回収する

フロンガスはカーエアコンの冷やす装置として使われており、大気中に放出すると自然に悪いため、回収が義務となっています。

エアバックとフロンガスは共に適切な処理をした後に専門の業者に引き渡され、再利用されます。

エンジン、ミッション、足回り、ホイールなどを外す

エンジンやミッションは車両から外された後は国内でも売られますが、海外にも輸出され大量のパーツと共にまとめてコンテナに積まれて船で運ばれます。

足回りやホイールは使えるものは再利用されますが、事故などで使えなくなったホイールは鉄やアルミとして業者に買取してもらいます。

スターターやオルタネーターといわれる部品はそのまま中古として売られるか、リビルト業者に回収してもらいリビルト品として再利用。
※スターターはエンジンを動かすための部品、オルタネーターはバッテリーを充電するための部品です

部品が外されて骨組みだけとなった車を専門の業者で処理

部品が外され、骨格だけとなった車は専門の業者で処理され再利用されます。
鉄として買取され、重さで買取金額が出ます。

自動車解体業者の近くだと、トラックの荷台に骨格だけになった車を積んで運んでる光景が見れたりします。

分別されたプラスチック類やガラスなども専門の業者で処理

こちらも部品をまとめて専門の業者に処理してもらいます。

専門の業者では精度の良い分別をしてなるべく再利用。

自動車解体業者も部品を分別して再利用できるように努力されています。

解体したい車があるなら廃車買取業者でもできます

自動車解体業者は場所にもよりますが、解体業者に車を持っていかないといけません。

自走できない車だと自分でもっていくことが困難になります。

その場合に廃車買取業者でお願いすると自動車の回収、書類の代行などもしてもらえます。

廃車買取業者は提携している自動車解体業者があり、最終的に解体業者に処分されることもあるので自分でもっていくか、代行してもらうかの違いです。

自走できない車は廃車買取業者にお願いしましょう。

自動車解体業者のまとめ

自動車解体業について書いてきましたが業者によっては廃車買取業者と変わりのないサービスをしている所もあります。
車を取りにきてもらえたり、買取の金額が大きい事も!

業者によって違いますので、近くの自動車解体業者に電話かホームページがあるならメールで聞いてみましょう。

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