【廃車買取業者の買取値段の決め方とは？】輸出できるかが大きなカギです！

古い車を高く売るには業者選びが大切です。

廃車買取業者の仕組みを知らないと高く売れるはずの愛車が安く買取されることがあります。

実際に廃車買取業者や自動車解体業者で車を売ったことがある私が解説していきましょう。

この記事では廃車買取業者がなぜ古い車でも買取してもらえるかを書いていきます。

記事を参考にすると古い車でも高く買取してもらえるようになり、時間が無駄にならないです。

古い車を高く売るには輸出している業者が高く売れます。

廃車買取業者の買取値段の決め方とは？

廃車買取業者によって買取金額はもちろん違いますが、今回は海外に輸出できる業者で中古車オークション会員である前提で話を進めていきます。

輸出できる車かどうか

廃車買取業者は海外に取引先をもつ業者があります。

取引先が欲しがる車なら古くても高く買取してもらえます。

カナダなら四駆の車やオーストラリアなら大きい車（エルグランド）などがあり、国によって流行りの車があるので、輸出できる業者でも買取しやすい車が変わっていくので気を付けましょう。

どこの国と取引があるかにより買取金額が変わります。

輸出できる国についてはこちらの記事へ

中古車オークション相場の確認

廃車買取業者でも中古車オークションの会員の業者はあります。

中古車オークションで相場を確認して買取金額を決め、見積もりをだします。

この買取金額の決め方は中古車買取業者と変わりはないです。

中古車オークションについて分からない人はこちらの記事へ

解体するなら排気量の確認

輸出できる車でもなく、中古車オークションで値段がつかない車は解体した方が買取金額がつきます。

解体する場合は排気量により買取金額が変わります。

買取する時期の鉄の値段により買取金額が変わるので、決まった金額は出しにくいです。

2022年はまだ高いですが、月によっては安くなることもあるので気をつけないといけないので気をつけましょう。

古い車をなぜ高く買取してくれる？

車種にもよりますが、日本では初年度登録から10年以上の車や走行距離が10万ｋｍ以上の車は買取金額がなかなかつきにくいです。

ですが海外では10万ｋｍ以上の車でも日本より高い金額で取引されることはあります。

実際に中古車輸出業で働いている私が整備する車も10万ｋｍ前後走っていたり、10年以上経った車が多いです。
（もちろん取引する国にもよります）

海外に取引があると古い車でも買取してくれます。

中古車オークションや海外でも売れない車はどうなる？

主に解体される事が多いですが、自社の社用車として乗られることもあります。

解体すると処理にお金がかかると思われますが、業者さんは下のような売り方で利益を得ています。

パーツとして国内販売

解体された部品はヤフオクや業者専門のサイトなどで売られます。

整備会社や個人が中古パーツを探して購入していき、利益を得ていきます。

車は解体されてもパーツとしての価値があるので買取ができるのです。

パーツとして海外販売

海外に日本車は多く輸出しており、海外にも日本車のパーツを欲しがる人がいます。

実際に中古車輸出業で働いていると海外のお客さんにパーツを送って欲しいと営業さんが言われたりするそうです。

日本車のパーツは海外でも需要があるのでパーツを売って利益を得ています。

鉄として売る

車を解体していくと最後は鉄として残ります。

残った鉄は買取をしてくれる業者に持っていき鉄を売って利益を得ています。

鉄は値段が変わっていくので当時の相場で計算されていき、車の買取金額が決まっていくので気をつけましょう。

廃車手続き代とレッカー代がなぜ無料で大丈夫？

廃車買取業者のほとんどが廃車手続き代とレッカー代が無料の業者が多いです。

廃車手続きをするのにかかる費用は1台350円になります。

レッカー代は自動車を解体する場合はパーツ売却時の利益や鉄の買取で回収しており、輸出する場合でもレッカー代を回収できる金額で買取をしています。

廃車買取業は薄利多売の経営が多いので廃車する車を集めており、レッカー代を気にしない業者もあるようです。

買取値段の決め方のまとめ

今回は廃車買取業者の買取金額の決め方を解説してきました。

廃車をするのにお金がかかると思っている人は多いです。

業者により買取金額が変わってくるのは、取引している業者が違うため仕方がないことです。

そこを理解して古い車でもお得に車を買取してもらいましょう！