【車を高く売りたい!】輸出をしている業者に売るのが良いのは本当?
- 輸出業者って怪しくない?
- 輸出業者ならなんで高く売れる?
- 古い車でも高く売れたりする?
中古車の買取業者を選ぶのは大変で難しいですが重要です。
買取業者を間違えると高く売れるはずの車でも、安く買取されることがあります。
今回は実際に中古車輸出業者で働いている私が輸出されている日本車の状況を解説していきます。
この記事ではどんな国で日本車が売れているかや、どのタイミングで車を売るのが良いのかを輸出業者の目線で書いていきます
記事を参照にすると輸出している業者がなぜ高く買取できるかがわかります。
結論は輸出している業者が高く買取してくれるのは本当です。輸出する国によっては古い車でも欲しい人がいるからです。
日本車が海外で人気なのは本当?
日本車は海外で人気もあり、車種によっては高く売れることもあります。
日本には車検があるのでメンテナンスもされており壊れにくく、燃費が良いのが人気の理由です。
2021年に約122万台輸出されており、いろんな国で乗られています。
主にUAEやニュージーランドなどに輸出されており、ヨーロッパではロシアやイギリスなどです。
いろんな日本車が世界中に輸出されており、古い車でも輸出される事があります。
古い車でも輸出される国は?
中古車を輸出するのに年式規制がある国があり、各国によって違います。
製造から5年以内でないと輸出できない国や逆に年式規制がない国もあります。
今回は古い車が輸出されている国を以下に書いていきます。
- アメリカ
- カナダ
- オーストラリア
アメリカ
アメリカには25年ルールと言われるものがあり、製造から25年経たないと輸出できません。
アメリカはスポーツカーの輸出がされている事が多いですが、意外に軽トラックなども輸出されています。
製造から25年以上経っても車種によっては需要があるのがアメリカです。
カナダ
カナダはアメリカと似ており15年ルールと言われるものがあり、製造から15年経たないと輸出ができません。
カナダはスポーツカーや大きい車のデリカなどが輸出されてるイメージです。
古い車でないと輸出できないのがカナダになります。
オーストラリア
オーストラリアは厳しい検査(AQIS検査)を受けなければ輸出できません。
オーストラリアもそうですが、年代によって法律が変わっていくので急に輸出できなくなる車種がでてくるので注意しましょう。
古いエルグランド、エスティマなどのミニバンがオーストラリアに輸出されているのをみたことがあります。
オーストラリアのお客さんによると思いますが、大きい車のミニバンなどが輸出されてます。
海外は国の法律がよく変わる
私は中古車輸出会社で5年ほど働いているのですが、国によって法律が変わって輸出できる車が変わっていくのをみてきました。
例えばニュージーランドでは横滑り装置の有無により輸出できる車種が一気に変わりました。
古い車は横滑り装置がついていない車が多く、年式によっては輸出できません。
この規制により輸出される車種が限られております。
- 横滑り装置とは
- カーブを曲がっている時にふらついたり、横に流れたりするとセンサーが反応して元の位置に戻そうとする装置のこと。
詳しく知りたい人はこちらで
もちろん国によっては規制が変わっていかない国もありますが、輸出できる車種が何年か毎に変わったりする国もあります。
中古車買取店も買取に力をいれている
最近は大手のガリバーやアップルなども中古車輸出をしている会社も増え、買取に力をいれています。
半導体不足のために新車の納車が遅れており、中古車の人気が増え相場が高くなっております。
中古車業者が仕入れ先で使われている中古車オークションでも相場が高くなっており、逆に中古車を売ると相場が高いために高く売れる状況です。
- 中古車オークションとは
- 業者オークションとも呼ばれ、業者しか入れないオークションで中古車販売業者、中古車輸出業者、中古車買取業者などが中古車を出品や落札などしているオークションのこと
最近は中古車オークションの相場が高い為に個人からの買取に力を入れてる会社が多く、個人から少ししか利益がでないぐらい高く買取をして販売時に利益を出そうとしている会社もあります。
中古車輸出を専門にしている会社の仕入れ先は?
95%以上が中古車オークションで仕入れをしております。
ガリバーやアップルなどは個人から買取などをしていますが、輸出会社は個人相手に買取している業者は少なく中古車オークションの相場が上がると、仕入れ金額が増えるか車両が高くて仕入れできなくなっています。
中古車輸出会社は中古車業者が個人から買取した車両をオークションで出品し、その車両を購入して、輸出している流れになっています。
輸出している会社が高く買取できる理由は?
- 国内で人気のない車でも海外では売れる
- 国によっては新車と変わらない金額で取引されることも
- 中古車輸出会社は中古車オークションで仕入れをしている
国内で人気のない車でも海外では売れる
日本では10年10万kmを過ぎると車種によっては値段がつかないことが多いですが、国によっては何十万で取引されることもあります。
海外では日本車は30万km以上走行できるという考えもあり、船を積む運賃や輸出するための費用を考えても国内で取引するより、海外で取引した方がお得に車が売れます。
海外の相場は国内の相場と違うので高く買取できる理由になります。
国によっては新車と変わらない金額で取引されることも
新車から2、3年経ったアルファードやヴェルファイヤは海外でも人気があり、オプションの内容によっては海外の現地の金額で新車と変わらない金額で取引されることもあります。
リセールが良いと言う理由で日本で乗っている人もいるぐらいです。
実際に海外のバイヤーで欲しがっている人がいて、新車から事故などなければ2年後に買取の約束をしている人がいました。
日本車は新しい車でも人気があります。
中古車輸出会社は中古車オークションで仕入れをしている
中古車オークションは国内の買取業者やディーラーで下取りされた車両が出品され取引されていきます。
出品された車を中古車販売会社や中古車輸出業者が購入していくので、輸出をしている中古車買取業者は個人の車を買取したまま直接輸出できるので高く買取できます。
中古車オークションでかかる手数料などがかからずに輸出できるからです。
このことから輸出している買取業者は高く買取してもらえます。
輸出している中古車買取業者のまとめ
- 日本車は丈夫で海外でも人気
- 国によっては古い車でも売れる
- 中古車買取業者も今は車を買いとりたい
- 新しい車も海外では売れる
- 中古車輸出会社の仕入れ先は業者オークション
輸出している買取業者が高く買い取れる理由を解説してきましたが、中古車輸出業界は流れが早くコロコロと変化していきます。
輸出できる車種が変わったり、今まで輸出できていた車種ができなくなったり・・
在庫で購入した車両が輸出できなくなった場面もあります。
自分の愛車が現在、海外で人気がある車や国内でも人気がある車なら売ることを考えても良いでしょう!
次に乗りたい車があるなら、なおさら売ることも考えて査定してみましょう。
自分の車の価値が分からない人が多いので査定をして把握しておくことは大切です。