【車に傷が入ってしまった!】直し方の種類を解説していきます。
「車の傷に対して、つい後回しにしてしまうことはありませんか?」
車の傷を放置することでもたらす影響は決して軽視できません。
傷は広がり、錆びが進行し、最悪の場合は車の価値まで減少させてしまいます。
実際に業者オークションで1000台以上の車を見てきた私が車の傷について解説していきます。
この記事では車の傷を放置するとどうなるのか、そして早めの修理がなぜ重要なのかについて説明しましょう。
記事を見れば車を売る時に傷を直した方が良いか判断ができます。
車を大切にし、長く美しい状態を維持したいのであれば、傷を放置することは避けるべきです。
車の傷の直し方とは?
車の傷は避けられないもので、修理方法は幅広い種類があります。
傷の種類によって最適な修理方法が異なり、修理を行うことにはメリットとデメリットが存在しますので以下で詳しく説明します。
車の傷の修理方法
- 板金修理
- 塗装修理
- 磨き(小さな傷)
- 部品交換
板金修理
大きなへこみをパテを使って修理することです。
鉄を引っ張ったり、鉄を溶接や切断をして凹みを直していきます。
専門的な道具とスキルが必要で、プロでも経験値や人によって仕上がりは変わります。
塗装修理
塗装がはげたり、傷ついた部分を修復することです。
古い塗装を剥がして、再塗装したりしていきます。
これはプロの塗装技術を要し、細かい塗装作業が必要です。
磨き(小さな傷)
コンパウンド(研磨剤)を使って傷を消していきます。
傷を触った時に爪に引っかからない傷は磨いて消える可能性が高いです。
専用の機械を使って作業しますが、磨きすぎると塗装が剥がれる可能性があるので注意が必要です。
部品交換
大きい傷がついた場合は部品ごとに交換することがあります。
新品や中古部品を使って交換しますが、新品のドアの場合はガラスやドアの中の部品を入れ替える作業や塗装の作業が必要になるため、工賃が高くなります。
中古部品の場合は同じ色の部品を購入しても色が合わないこともあり、一長一短なので金額などを考慮して選択しましょう。
車の傷を直すメリットとデメリット
メリット
- 車の外観を向上させ、リセールバリューを向上できる
- 傷を修理することで、腐食やさらなる損傷を予防
傷を治すと見た目も良くなり、サビも抑えれます。
綺麗に修理していると、車を売る時に傷が入っているよりかは査定が高くなります。
デメリット
- 修理費用がかかり、特に大規模な修理は高額になることがあり
- DIY修理がうまくいかないと、逆に問題を悪化させる
やはり傷を治すには費用がかかってしまいます。
DIY修理も良いですが、途中で業者さんに任せると費用が高くなることもあるので気をつけましょう。
自分で車の傷を直す方法
自分で車の傷を修理することは可能ですが、慎重に行う必要があります。
以下はいくつかの方法です。
コンパウンドで磨く方法
軽度の傷に対して有効です。
専用のコンパウンドを使用して、傷ついた部分を磨きます。磨く前に車の表面を洗浄し、細かい研磨作業を行います。
傷が深いとコンパウンドでは消えないことがあるので注意です。
タッチペンで塗る方法
小さな塗装傷を修復するために便利です。
タッチアップペンは車の色に合ったペイントで傷を覆い、均一に仕上げます。
ただし、近くで確認すると傷がついているのはわかります。
パテで埋める方法
大きな傷やへこみを修理する際に役立ちます。
専用のパテを使用して傷を埋め、表面を平滑に整えます。その後は塗装を行い、均一な仕上げを実現します。
パテを使うには技術が必要なため、DIYでキレイにできるかは作業する人次第になりますので気をつけましょう。
車の傷の修理には専門的なスキルが必要な場合もあります。
傷が大きく、専門的な修理が必要な場合は板金塗装業者に頼ることを検討しましょう。
DIY修理は失敗すると、逆に問題を悪化させる可能性があるために注意が必要です。
車の傷をプロに直してもらう方法
車の傷をプロに修理してもらう際、正しい業者の選択と費用の見積もりは重要です。
以下では、その方法について詳しく説明します。
修理業者の選び方
優れた修理業者を見つけるためには、以下のステップを追うことが役立ちます。
口コミと評判を調査
インターネット、友人や家族から、信頼性の高い修理業者の口コミと評判を収集しましょう。
過去の顧客の経験や評価を調べることで、優れた業者を見つけるのに役立ちます。
専門知識と経験
業者がどれだけの経験と専門知識を持っているかを確認しましょう。
複雑な修理作業を行う場合、経験豊富な業者の方が信頼性が高いです。
話を聞いて信頼できそうな人で選んでみましょう。
見積もりの依頼
複数の業者から見積もりを依頼し、価格と提供されるサービスを比較しましょう。
ただし、価格だけでなく、修理の品質や保証についても考慮することが大切です。
信頼できそうな業者がない場合はディーラーに相談してみましょう。
修理費用の目安
修理費用は車の傷の状態や種類、選んだ業者によって異なりますが、以下の要因を考慮して見積もりを受けることができます
傷の種類と大きさ
傷の深さや広がりによって修理費用が変動します。
大規模なへこみや大きな傷ほど、修理費用は高くなります。
車種と年式
車の種類や年式によって、修理部品の入手性や費用が異なることがあります。
高級車や古い車ほど、部品の入手が難しくなるので費用も高くなる傾向があり。
修理方法
修理業者が使用する具体的な修理方法によって、費用が変動します。
例えば、部品交換をする場合は一般的に高額です。
修理費用の目安を得るためには、複数の業者に見積もりを依頼し、サービスの内容と価格を比較することが大切です。
価格だけでなく、品質と信頼性にも注目して、適切な業者を選びましょう。
車の傷を放置するとどうなる?
車の傷を放置することは、長期的に大きな問題を引き起こす可能性があります。
以下では、傷を放置した場合の主な悪影響について説明します。
傷が広がる
車の傷は、最初は小さな問題かもしれませんが、時間の経過とともに悪化する傾向があります。
特に塗装面の傷は、外部要因や気象条件にさらされることで拡大し、深刻な損傷につながることがあります。
放置すれば、鉄が見える傷の場合は大きな塗装問題に発展する可能性があるため、早めの修理が重要です。
錆びる
車のボディは塗装によって防護されていますが、傷や傷ついた部分は防護が効かず、錆びが発生する可能性が高まります。
特に鉄部分が錆びて進行すると、修理費用が高額になる可能性があります。
車の価値が下がる
車の外観はその価値に大きな影響を与えます。
車に傷が多く存在し、放置されたままであれば、車の外観は悪化し、リセールバリューが低下します。
傷の多い車は、買い手からの価値が低いと見なされ、売却時に損失を被る可能性が高まります。
傷を修理することは、車の価値を維持し、将来の売却時に有利な立場を築くのに役立ちます。
要するに、車の傷を放置することは、安易な選択ではありません。
傷は拡大し、錆びることで修理費用が高騰し、車の価値が低下する可能性があります。
そのため、車の傷は早めに修理することが賢明です。
傷の直し方のまとめ
車の傷を放置することは、将来的に大きな問題を引き起こす可能性があります。
まず傷は広がり、小さな問題が大きな塗装問題に発展する可能性があり、傷ついた部分は錆びの発生を促し、車の強度に影響を及ぼす可能性があります。
最も顕著な影響は、車の価値に現れます。傷だらけの車はリセールバリューが低下し、売却時に損失を被る可能性が高まります。
傷を早めに修理することは、車の外観を維持し、将来の価値を守るために重要です。放置せず、適切な修理を検討しましょう。