修理・板金

【サビの修理の仕方とは?】2種類の修理を解説します!

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『車はサビていきます!』

雪国や海沿いに住んでいる人は当たり前のことだと思いますが、都会に住んでる人は車がサビることを知らない人が多いです。
しかしボディや下回りがサビることを知らないと、車を売却する時に損をしたり、修理が遅れてしまったりします。

実際に業者オークションで1000台以上の車を見てきた私が車のサビについて解説していきます。
この記事ではサビの種類や原因、修理の仕方や予防方法を書いていきます。
サビを理解すると車を売却するときに損をしなくなり、修理の仕方やタイミングがわかります。
サビは早めの修理と予防対策をして対応していきましょう。

サビの種類

サビはさまざまな種類があり、その外観や発生原因に基づいて分類することができます。一般的なサビの種類には以下のようなものがあります。

表面サビ

ボディや下回りにできる表面サビは、削っていくとサビは剝がれます。
しかし塗装も剥がれているので再塗装などが必要になります。

腐食サビ

腐食サビは触っただけでもボロボロになり、腐食して穴があいたりします。
直すには時間がかかり、費用も表面サビより高くなります。

サビの原因

サビが発生する原因は、鉄やアルミなどの金属が酸素や水と反応することです。
具体的には、以下の原因が考えられます。

  • 洗車不足による汚れの蓄積
  • 傷や凹みによる塗装の剥がれ
  • 塩分の付着

洗車不足による汚れの蓄積

洗車不足によって汚れが蓄積すると水分が金属に触れやすくなり、サビが発生しやすくなります。
洗車をする際は、汚れをしっかりと落としましょう。

傷や凹みによる塗装の剥がれ

塗装は、金属を酸素や水から守る役割があります。
しかし、傷や凹みによって塗装が剥がれると、金属が露出し、サビが発生しやすくなります。
傷や凹みを見つけたら、早めに修理しましょう。

塩分の付着

塩分は、金属を腐食させる性質があります。
海沿いや雪国など、塩分が付着しやすい環境では、サビが発生しやすくなります。
雪国では雪を溶かすため、道に塩化カルシウムを撒くので車の下回りに塩分がついてしまいます。
そのためにサビが発生しやすいので車を早めに洗い流しましょう。

サビの修理方法

サビは、自分で修理することもできますし、プロに依頼することもできます。

自分で修理する方法

自分でサビを修理する場合は、以下の手順で行います。

  • 錆を落とす
  • サビ止め塗料を塗る
  • タッチペンで塗装する

サビを落とす

サビの部分を鉄が出るまで削っていきましょう。
サビを残したまま修理をすると、数年後とかにその部分から腐食していく事もあるのでしっかりと削っていくことが大切です。
削っていきすぎて穴があいてしまった場合は、穴を埋めるために溶接などが必要になります。
自分で穴が埋めれない場合は業者に任せましょう。

サビ止め塗料を塗る

キレイにサビを落としたら、サビ止め塗料を塗りましょう。
もう一度、サビを発生させないための予防になります。
下地をしっかりしておくことが大切です。

タッチペンなどで塗装する

下地がしっかりできたら塗装していきましょう。
塗装をしっかりすることもサビの予防になります。

急ぎで対応する場合はタッチペンだけでも良いので塗っておくと良いでしょう。

業者に依頼する

業者にサビを修理してもらう場合は、以下のメリットがあります。

  • 手間がかからない
  • キレイに修理できる

業者に依頼すると自分でするよりはキレイに直してもらえます。
費用はかかってしまいますが、手間もかからず再発しないような直し方もしてもらえるのでオススメです。

サビの予防方法

サビの発生を抑えるためには、以下の方法が有効です。

  • 普段の洗車
  • 下回りにコーティング

普段の洗車

車を頻繁に洗うことで塩分や汚れを除去し、サビの原因を減少させます。
特に冬季道路で塩化カルシウムが使用される地域では、洗車は特に重要です。
下回りと足回りを特に洗車しておきましょう。

下回りにコーティング

サビの予防には下回りにコーティングをしておきましょう。
普通の塗装より、分厚いアンダーコートをしておくとサビる可能性が低くなります。
雪国の車はコーティングしてることが多く、下回りがコーティングにより黒くなってることが多いです。
サビの予防でコーティングをしても下回りの洗車は大切です。

サビの修理費用

サビの修理費用は、様々な要因によって異なります。
具体的には、サビの種類と修理方法が主な影響を及ぼす要因です。

サビの種類による費用

サビの種類によって、修理費用は大きく変わります。
一般的なサビの種類とそれに伴う費用の一般的なガイドラインは以下の通りです。

表面サビ

業者によりますが表面サビの場合はサビ修理の作業で1部分5000~10000円になります。
サビている大きさにより金額が変わってきます。
サビ修理+板金塗装の修理金額がセットになることがほとんどです。

腐食サビ

業者によりますが腐食サビの場合はサビ修理の作業で1部分10000~30000円前後になります。
こちらはサビで穴が開いてることが多く、穴を埋めるための作業があるために金額が高くなっています。
溶接やパテ、強力な接着剤などで埋めていきます。
こちらもサビ修理+板金塗装の修理金額がセットになることがほとんどです。

サビ修理のまとめ

  • サビの種類は表面サビ、腐食サビなどの種類がある
  • サビの原因は塗装の剥がれや塩化カルシウムの付着
  • サビの予防には下回りのアンダーコートと洗車が大切です
  • 修理にはサビの大きさや種類によって5000~30000円程度になる

サビの修理は大変で長く乗るためには修理しておきたい箇所です。
海沿いや雪国ではどうしてもサビやすくなってしまいます。
そのためにアンダーコートを塗装したり、洗車して予防をしております。

雪が降らない所に住んでる人の場合だと、ボディの塗装が剥がれたりしない限りはサビ予防はしなくても問題ないことが多いです。(下回りは少しサビることはあります)

車を売却時に酷いサビはどうしても減点対象になってしまいますので、早めの予防と修理をしておきましょう!

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